犬・猫がご飯を食べない原因とは?今すぐできる対処法
愛犬・愛猫がいつものご飯に見向きもしなくなったとき、「病気?」「何かストレスがあるの?」と不安になる飼い主さんは多いはずです。食欲不振の原因はさまざまで、一時的なものから獣医師への相談が必要なものまで幅広くあります。この記事では、食べない原因の見分け方・対処法・やってはいけない行動をまとめて解説します。
食べない主な原因
犬・猫が食べなくなる原因は「病気」だけではありません。環境・心理・フードそのものに問題があることも多く、まずは状況を整理することが大切です。
胃腸炎・腎臓病・口内炎・感染症など、体の不調が食欲低下につながるケース。嘔吐・下痢・元気消失が伴う場合は早めに動物病院へ相談しましょう。
引越し・家族構成の変化・新しいペットの迎え入れなど、環境変化がストレスとなり一時的に食欲が落ちることがあります。
同じフードを長期間与えていると飽きることがあります。特に猫は嗜好性が強く、フードの変更や銘柄への不満から食べなくなることも。
夏の暑い時期は犬も猫も食欲が落ちやすくなります。水分摂取量が落ちていないか、元気があるかどうかも合わせて確認しましょう。
投薬中のペットや、ワクチン接種後の1〜2日間は食欲が低下することがあります。通常は数日で回復しますが、長引く場合は受診を検討しましょう。
シニア期に入ると代謝が落ちて食事量が自然に減ることがあります。急激な減少でなければ様子見することも大切です。
病気の可能性は?受診すべきサイン
食べない状態が続くとき、以下のサインが重なっている場合は自己判断せず、早めに動物病院へ相談してください。
- 24時間以上(猫は12時間以上)まったく食べない
- 嘔吐・下痢が繰り返されている
- 元気がなく、ぐったりしている
- 水を飲まない・過剰に飲む
- 体重が急激に減っている
- 口の中を気にする・よだれが多い
- お腹が膨れている・痛がる様子がある
- 元気・水分摂取・排泄は普通で、食事だけ残す
- フードを変えたばかり・引越し直後など原因が明確
- ワクチン接種・投薬後で1〜2日以内
- 1〜2口食べてやめる程度で翌食は食べる
※ただし長引く場合は必ず受診を検討してください
猫は犬と異なり、2〜3日食べないだけで「肝リピドーシス(脂肪肝)」と呼ばれる深刻な病態に陥るリスクがあるとされています。特に肥満気味の猫は注意が必要です。「少し食欲が落ちたかな」と思ったら早めに獣医師へ相談してください。
今すぐできる対処法
病気の可能性がなく、環境・フードが原因と考えられる場合は以下の対処を試してみましょう。
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1
フードの温度を少し上げる
ウェットフードを電子レンジで数秒温めると香りが引き立ち、食欲が刺激されることがあります。目安は人肌程度(37℃前後)。熱くなりすぎないよう注意してください。
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2
静かな場所・清潔な食器で与える
騒がしい場所や、汚れた食器はペットのストレスになります。食器を洗い、人の行き来が少ない落ち着いた場所で食事を与えてみましょう。
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3
少量のトッピングで食欲を刺激する
いつものフードに少量のウェットフード・ボーンブロス・ゆで鶏ささみ(無塩)などをトッピングすると食べ始めることがあります。ただし習慣化するとそれがないと食べなくなるので注意。
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4
食事を片付けて「次の時間まで待つ」
ずっとフードを出しっぱなしにすると、ペットは「いつでも食べられる」と学習し食欲が落ちることがあります。一定時間(20〜30分)で片付け、次の食事時間まで待ちましょう。
やってはいけないNG行動
焦る気持ちからやりがちですが、以下の行動はかえって状況を悪化させることがあります。
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おやつやトッピングで食欲を釣り続ける 毎回おやつで誘導していると、「おやつ以外食べない」状態になりがちです。栄養バランスを崩す原因にもなります。
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無理やり口に押し込む 強制給餌は嘔吐・誤嚥性肺炎のリスクがあります。獣医師の指示なく行うのは専門家の指示なく行うのは避けましょう。自己判断での強制給餌は避けてください。
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「そのうち食べるだろう」と放置する 特に猫は短期間の絶食が深刻な病態につながります。「まあいいか」と様子を見すぎず、丸一日食べない場合は受診を検討しましょう。
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人間の食事を与える 「食べてくれるなら」と人間用の食事(味付き肉・魚・パンなど)を与えるのはNGです。塩分・調味料・ネギ類などペットに有害な成分が含まれていることが多く、消化器疾患の原因にもなります。
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